Mori-Ôgai-Gedenkstätte Berlin / ベルリン森鷗外記念館・ベアーテ・ヴォンデ

Vernissage der Kalligraphie-Ausstellung von Yoshimi Shôkô

16. Januar 2020 um 18 Uhr

mit Performance der Künstlerin

Musik:

Martina Kopp – Shamisen

Lixue Lin-Siedler – Koto

Yoshimi Shôkô bei der Vernissage:

 このたびこの森鷗外記念館で書展を開くことができますことを心より感謝いたします。
 わたしにとって、この書展の目的は二つあります。
 一つ目は、森鷗外が残してくれた言葉が、見てくださる方の心に一つでも響き、生き方の指針になれば幸いです。森鷗外という偉大な人物の作品から、また、そのお孫さんである小堀鷗一郎さんとの出合いから大きなエネルギーをもらい作品制作に励むことができましたので。
 二つ目は、ベアーテ・ヴォンデ様に対する感謝の書展でもあります。ヴォンデ様からの惜しみない支援とご協力に深く感謝しています。ヴォンデ様が退職されたあとのご活躍を期待しています。

 これから実際にパフォーマンスをする前に日本語について少し話します。

 ○1漢字は中国から伝わってきました。漢字にはいろいろな書体があります。(例、みず)
篆書(てんしょ)=画数が多く装飾的=(篆書の水)、
隷書(れいしょ)=篆書より画数が減り実用的に=(隷書の水)、
楷書(かいしょ)=点画を一点一画きちんと書く=(楷書の水)、
行書(ぎょうしょ)=楷書の点画を続けて書く=(行書の水)、
草書(そうしょ)=行書よりさらに続けて書き、画数も減る=(草書の水)

 ○2ひらがなやカタカナは漢字から作られた日本独自の文字です。

*この書展では、以上の書体すべてを使って作品を作りました。

 それでは、はじめに一八日、一九日のワークショップにつながる漢字の基本点画や かなの基本線を書きます。

実演(一六種の基本点画・別紙参照)
実演(一六種の基本線・別紙参照)

 次に、森鷗外の作品や評論等を通して描いた森鷗外像を二文字の漢字で表現します。「光源」です。森鷗外は文学界等の中でいろいろなジャンルの人たちを牽引していった人でした。それは「明治の時代に森鷗外という人がいなかったら、日本の文学はここまで発展しなかったであろう。」と言っている言葉に出合い、「光源」的存在であったのだなあと思いました。(2020年1月16日 ベルリン森鷗外記念館にて 吉見松香)

Die Ausstellung wird anschließend in Frankfurt/Main und wahrscheinlich in Offenburg/Main gezeigt, wo es bereits nach unserer Vernissage eine Kalligraphie-Vorführung am 22. Januar 2020 im Klingspor-Museum gab.

Nach den Ausstellungen in Shinuku und Hakone in 2019 werden die Bildrollen dann zu Ôgais 100. Todestag 2020 an verschiedenen Orten in Japan zu sehen sein.

Bei der Verabschiedung in der MOG am 24.Januar 2020 überreichte Frau Yoshimi mir diesen Brief:
Brief Yoshimi-komprimiert


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